かまぼこ小田原の御三家 (株)丸う田代 倒産




小田原名産のかまぼこ御三家の一角(株)丸う田代

創業151年

 小田原名産のかまぼこ御三家の一角である(株)丸う田代が、2020年10月1日に破産申請を弁護士に一任しました。

 負債総額は24億2446万円(2020年3月時点)

 (株)丸う田代は、かまぼこを始めとする水産練製品および塩干ビン詰などの水産加工品の製造・販売業者です。

 1869年の創業以来、約151年、小田原名産のかまぼこでは御三家の一角に数えられていました。

「丸う田代」は、創業者・田代卯之助さんが当地で鮮魚商を営むかたわら蒲鉾の製造を始めました。

 東海道五十三次、箱根八里の玄関口の宿場として栄えてきた小田原は、江戸時代から沿岸漁業も盛んでしたが、初代・卯之助さんは、その豊富な漁獲量に注目したそうです。

 現在は、5代目・田代勇生。

 豊洲市場をはじめとした市場を通してスーパーや百貨店などの量販店や食品製造・販売業者筋に納入していました。

 また、高速道路のサービスエリアや箱根・小田原地区の土産物販売店などにも納入するほか、直売店での一般個人向け販売も手掛けていました。

 しかし、近年は消費低迷などで販売不振に陥り減収基調が続いていました。

 2015年3月期に入りって、神奈川県中小企業再生支援協議会の支援・指導を受けながら経営再建を目指すこととなり、長期経営計画(期間10年)を策定して不採算事業の整理縮小を進めていました。

 2020年になって、業績不振に歯止めがかからないなか、「新型コロナウイルス」による影響で、箱根・小田原地区の土産物販売店への販売量が極度に落ち込み、さらに直営2店舗(元箱根港店と小田原駅前店)も4月の緊急事態宣言以降、休業を余儀なくされました。

 直営2店舗は、7月17日に営業を再開されたばかりです。

 また、百貨店など一部の小売業者の自主休業によって販売が減少しました。

 4~5月の売上高が前年同月比で半減するなど、厳しい経営が続き、事業継続を断念しました。

 老舗の倒産や閉店が続いて残念です。

 かまぼこというと、お正月に食べるぐらいになってしまいました。

 お正月に食べるのを楽しみにしていた人も多いのではないでしょうか?

 残念です。

閉店セール開催中

(株)丸う田代のHPには、2020年10月3日から閉店セールと書かれています。

小田原かまぼこ