チョコレートブランド「ホテルショコラ」運営会社 倒産
東京都にあるチョコレートブランド「ホテルショコラ」運営会社(株)ホテルショコラは、2022年7月28日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し同日、保全命令が下りました。
負債総額は債権者約100名に対し約51億4000万円(うち親会社への負債が約39億円)。
ホテルショコラ
ホテルショコラは、世界一のチョコレートを目指して、1993年ロンドンで誕生しました。
1993年オンラインショップから始まります。
現在は、イギリスで120以上のチョコレートショップ、カフェやレストランを持ち、デンマーク、アメリカ、そして日本でもショップを展開しています。
また、セントルシア島に美しいエコホテルを経営しています。
(株)ホテルショコラ
(株)ホテルショコラは、イギリス企業のチョコレートブランド「ホテルショコラ」の本格的な日本進出を目的に設立されました。
2018年7月に、イギリスのロンドン北部で創業されたチョコレート製造販売の「ホテルショコラUK」が、自社製品の拡販を求め日本市場への進出を目的に(株)ホテルショコラを設立しました。
日本国内では(株)ホテルショコラ設立後、商業施設などにチョコレート販売店を設置。
一部店舗ではカフェも併設し、カカオドリンクやアイスクリームなども提供して積極的な出店を進めるほか、オンラインショップにも注力していた。
「新型コロナウイルス」感染拡大による一部店舗の休業などを余儀なくされたものの、コロナ禍のなかでも新規出店を重ね、全国で約30店舗まで拡大し、2021年6月期は売上高約10億円をあげていました。
しかし、急速な店舗展開の一方で、親会社からの輸入コスト等が嵩み赤字体質は改善せず、新規出店を加速するほど損失が拡大していきました。
厳しい資金繰りを余儀なくされていました。
こうしたなか、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売上高は大きく減少していた。
2022年に入りウクライナ情勢による為替変動、物価高などが追い打ちとなり、法的手続きによる再建を目指すこととなりました。
イギリス企業からの支援も弱まり、資金繰りがひっ迫し、民事再生法の適用を申請となりました。
なお、店舗の営業は継続しています。
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