㈱コスメティック・アイーダ 新型コロナウィルス関連倒産




 

 新型コロナウィルス関連倒産が増えてきました。

 

 

神奈川県最大の新型コロナウィルス関連倒産

 (株)コスメティック・アイーダは、2021年2月2日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日保全管理命令を受けました。

 

 神奈川県内の新型コロナウィルス関連倒産では、最大の負債額・26億円となりました。

 (株)コスメティック・アイーダは、1981年(昭和56年)4月に創業しました。

 1984年(昭和59年)4月に法人改組した化粧品製造販売業者です。

 植物由来の原料を使用したファンデーションなど基礎化粧品や口紅、メイクアップ化粧品を宮城県内の工場で製造。

 主に中・上級化粧品メーカーへのOEM供給を行う一方、プロ向け・業務用のメイクアップ商品や映画で使用される血糊や特殊メイクなども手がけていました。

 自社ブランド品は映画関係者、テレビ局、メイクアップアーティストの間では一定の知名度を有し、2004年3月期には年売上高約14億2900万円を計上していました。

 

 2011年の東日本大震災で宮城県の主要工場が被災。

 このため、約15億円の補助金を得て同工場を復旧させるとともに、宮城本工場も新設していました。

 

 しかし、2020年3月期の年売上高は約12億6300万円にとどまり、7期連続となる営業赤字額は約4億円にのぼっていたうえ、近時は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、国内の化粧品市場が低迷、当社売り上げも大幅に減少していた。

 このため、地元の再生支援協議会の手続きで私的整理を模索していましたが、多額の公租公課の支払いが困難と判断し、自己破産を申請となりました。

 負債は債権者約200名に対し約26億円。

 

 なお今後、(株)コスメティック・アイーダは(株)アントレックスの支援を受け、同社子会社への事業譲渡を目指すそうです。