暗号資産(仮想通貨) 交換業の会社の倒産です。
(株)BMEX 倒産
(株)ビットマスターに連鎖、ビットコインが取り出せず
埼玉県にある(株)BMEXが、2021年10月6日に破産開始決定を受けました。
負債は調査中ですが、大半がビットマスター向けの債権。
(株)BMEX
(株)BMEXは、みなし仮想通貨(暗号資産)交換業者です。
2017年ごろから仮想通貨販売代理の(株)ビットマスターより仮想通貨管理の委託を受けていました。
2018年4月、金融庁による立ち入り検査などで、仮想通貨交換業に係る全ての業務の業務停止命令を受けました。
そのため、(株)BMEXは仮想資産交換業の登録申請をせずに、2019年1月18日に交換業を廃止していました。
その後、(株)BMEXはビットマスターからビットコインの貸し付けを受け、事業を継続していました。
2019年8月にビットマスターや(株)BMEXが入居していた鹿児島市内の事務所で火災が発生。
ビットマスターは業務遂行が困難となり2019年11月22日、東京地裁より破産開始決定を受けました。
また、(株)BMEXも事務所の火災などの影響で発生したパソコンの不具合により、ビットマスターから借り入れていたビットコインを引き出すためのPINコード(暗証番号)が判読できなくなり、1800BTC(当時)が取り出せない状況となったため、ビットマスターの破産後は清算手続きを進めていました。
なお、関係者によると、「ビットコインは現在も取り出すことができていない」としています。