八ヶ岳リゾートアウトレットの運営会社 倒産なぜ?




 

 

八ヶ岳リゾートアウトレットの運営会社 倒産なぜ?

 

東京都千代田区にあるアウトレットモール運営の「株式会社八ヶ岳モールマネージメント」は、2023年6月1日付で事業を停止し事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入ったことが明らかになりました。

 

負債総額は約15億円の見通し

 

なお、八ヶ岳リゾートアウトレットの閉鎖に反対して自主営業しているテナントは、約10店ありますが、電力会社による給電の期限の6月5日を迎え、「いつ電気が止まるのか」と不安を抱えながら営業をつづけているそうです。

 

 




 

 

 

株式会社八ヶ岳モールマネージメント

 

山梨県の旧・小淵沢町(現・北杜市)が出資して2000年に設立。

 

2001年にアウトレットモールの「八ヶ岳リゾートアウトレット」をオープンしました。

2006年には茨城県に「大洗リゾートアウトレット」をオープンするなど事業を拡大しました。

 

しかし、東日本大震災で茨城の施設が被災したため、2017年に同施設を売却し運営から撤退しました。

 

「八ヶ岳リゾートアウトレット」も業績低迷が続くなか、新型コロナウイルス感染症の影響による集客の悪化や、相次ぐテナントの撤退で資金繰りが逼迫したため、これ以上の事業継続は困難と判断し今回の措置に至ったようです。

 

金融機関への負債が膨らむ中、コロナ禍の2020年以降に売り上げが激減。

北杜市や地元財産区への土地、建物の賃借料を滞納するようになり、2022年6月になって市議会などで問題が表面化しました。

 

約8ヘクタールの民有地を貸している北杜市は、運営会社に対し、5月末までに土地の賃料など少なくとも2000万円の支払いを求めていたが、支払われなかったということです。

累積の滞納額は税金も含めて計約6000万円に上るそうです。

 

2022年9月、事前通告せずにテナントの電気料金を2倍に引き上げていましたが、2023年2月以降、電力会社への支払いをしていなかったということです。

 

 




 

 

八ヶ岳リゾートアウトレット

 

 

所在地:〒408-0044 山梨県北杜市小淵沢町4000

 

アクセス:小淵沢駅から徒歩約48分  信濃境駅から徒歩約49分

 

2001年オープン

 

 

 




 

 

 

 

八ヶ岳リゾートアウトレット 全店閉店

 

(株)八ヶ岳モールマネージメントが、2023年6月9日に東京地裁へ自己破産を申請しました。

 

運営会社が事業停止後も、自主営業していたテナントもありましたが、2023年6月8日に全店閉店しました。

 

八ヶ岳リゾートアウトレット 閉店なぜ?

 

 

 

 

 




 

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