北海道 建築業「リーベンホーム」倒産なぜ?




 

 

北海道 建築業「リーベンホーム」倒産なぜ?

 

 

北海道札幌市にある建築業の「株式会社リーベンホーム」は、2023年2月13日付で事業を停止し事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入ったことが明らかになりました。

 

負債総額は約12億5000万円の見通しです。

 

 

株式会社リーベンホーム

 

1998年8月設立。

 

戸建て新築工事を中心に展開しており、建売用住宅の施工が中心。

北海道内の地場大手不動産業者からの受注が全体の9割を占め、当初は年間20棟ほどだったけれど、直近では、年間100棟を超える建築を手掛けていました。

急速な事業拡大に対応するため、借入先行の財務体質となり、内部留保が進みませんでした。

こうしたなか、コロナ禍になって以降、住宅設備機器の納入遅延やウッドショックによる木材価格の急騰、原油高による燃料費上昇の影響を受けて採算が悪化しました。

ゼロゼロ融資など新型コロナ関連融資の調達で対応、人員削減も行いましたが、戸建て住宅の需要が急減、材料費の支払い遅延が限界に達し、自己破産申請の準備に入ったそうです。