富山 老舗料亭「松風樓」運営会社 倒産なぜ?




 

 

富山 老舗料亭「松風樓」運営会社 倒産なぜ?

 

富山県南砺市で料亭「松風樓」の経営を手掛ける「株式会社源喜」は、2023年4月10日付で富山地方裁判所高岡支部より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。

 

負債総額は約9000万円の見通し。

 

 

株式会社源喜

 

1900年創業。

 

老舗料亭「松風樓」は、地元で高い知名度を誇る老舗の料亭・旅館で、4つの建物で構成される近代数寄屋建築が2014年に登録有形文化財となりました。

 

初代主人の齊藤藤一郎さんと2代目の武吉さんは、約100年前に店近くの小矢部川両岸で桜の植栽を始め、現在県内有数の名所となった「福光千本桜」の起源となりました。

 

しかし、新型コロナウイルス感染症の影響による宴会需要の落ち込みなどで業績が悪化するなか、4代目主人の健康上の理由と後継者がいないことから事業継続は困難と判断し、2022年5月に営業を停止していました。