山口 駐車場運営「徳山商店連合」 倒産なぜ?
山口県周南市にある駐車場運営の「徳山商店連合協同組合」は、2023年3月30日付で山口地方裁判所周南支部より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。
負債総額は約5億4000万円の見通しです。
なお、同施設は別会社に譲渡し営業を継続しています。
徳山商店連合協同組合
1987年に設立。
JR徳山駅の近くで立体駐車場の「ピピ510」を運営していました。
立体駐車場「ピピ510」は、イベントや会議などに利用できるホールを併設する6階建てで収容台数510台の大型駐車場で、主に商店街の客らに利用されていました。
開業当初は順調だったが、1993年に下松市にオープンした郊外型大型店などの影響に加え、1999年から2001年にかけて、商店街の核となっていた徳山サティやトポス徳山店などが相次いで撤退しました。
その後も新型コロナウイルス感染症の影響で厳しい環境が続いたため、資金繰りの行き詰まりから事業継続を断念し今回の措置に至ったようです。