山口のショッピングセンター「WAVE」運営会社 倒産なぜ?
山口県長門市にあるショッピングセンター運営の「協同組合長門コミュニティータウン」は、2023年3月20日付で山口地方裁判所萩支部より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。
関連会社の「有限会社ウエーブ」にも同様の措置が取られ、2社合計の負債総額は約44億円の見通しです。
協同組合長門コミュニティータウン
1988年に設立。
1991年に開業したショッピングセンター「WAVE」の運営を手掛け、同施設はスーパーマーケットを核施設として約40店舗が入店し、山口県長門市では長門市駅前の商業核として地域資本の専門店や大手家電量販店など様々な商業施設が入居していました。
しかし、地域人口の減少や競争激化で売上が低迷すると、テナントの入れ替わりも激しく、2019年7月には主力テナントのまるみストアーが総合衣料品店「サンフレールまるみ」を廃業し撤退したことでさらに客数減となり、資金繰りに行き詰まり2019年12月末をもって施設の営業を終了していました。
組合の債務残高は県の制度融資、中小企業高度化資金や金融機関の借り入れなど含めて約20億円に上るとみられ、2020年1月ごろから破産手続きに入る準備を進めていました。
所在地:〒759-4101 山口県長門市東深川803番地の8
有限会社ウエーブ
協同組合長門コミュニティータウン関連会社
所在地:〒759-4101 山口県長門市東深川803番地の8
商業施設「WAVE」
2019年12月31日閉店
所在地:〒759-4101 山口県長門市東深川803番地の8
※1991年10月オープン