広島 建設業「栄徳興産」倒産なぜ?




 

広島 建設業「栄徳興産」倒産なぜ?

 

広島県広島市にある建設業の「有限会社栄徳興産」は、2023年2月22日付で広島地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。

 

負債総額は約1億3000万円の見通しですが、変動する可能性があり。

 

 

 

 

有限会社栄徳興産

 

1974年に創業。

 

大手ハウスメーカーの専属業者として、本店および山口支店を拠点に、戸建住宅やアパートなどの新築に伴う鉄骨工事のほか、内装工事、美装工事を手がけていました。

 

その後も受注を確保して業況を維持していましたが、決算書未提出により建設業許可が廃止となったため、2021年に得意先からの直接取引が解消され、業容が大幅に縮小していました。

受注環境が悪化するとともに、人員不足で社内体制が不安定となるなか、雇用関係について虚偽の申告を行い、雇用調整助成金2994万円を不正に受給したとして、2022年10月に広島労働局から不正受給事案の公表を受けると、信用の失墜により事業継続を断念し今回の措置に至ったようです。