新潟 呉服卸のヨネカ 倒産なぜ? 170年の歴史に幕
新潟県新潟市にある老舗の呉服卸の「株式会社ヨネカ」が、新潟地方裁判所に自己破産を申請したことが分かりました。
江戸時代創業の老舗呉服卸の会社が170年の歴史に幕を下ろします。
負債総額はおよそ6億4000万円。
株式会社ヨネカ
1852年(嘉永5年)創業。
1949年(昭和24年9月)設立。
京呉服を中心に取り扱う新潟市内トップクラスの呉服商として、主に県内の呉服店を販路としていました。
また、呉服や和雑貨を取り扱う小売店なども展開し、1989年5月期には、年売上高がおよそ11億8400万円ありました。
近年は、呉服離れや後継者不足による呉服店の廃業、販路や事業の縮小に歯止めがかからない状況が続いていました。
さらに、新型コロナウイルスの感染拡大により、催事が中止・縮小したこともあり、2022年5月期の売上高は約1億8000万円に低迷していました。
新型ウイルス対応融資の利用で経営の立て直しをはかりましたが、大幅な債務超過に陥っていたほか、2022年8月の新潟県北豪雨で村上の店舗の集客が大きく低迷するなどして、今回自己破産に至ったということです。
所在地:〒950-0863 新潟県新潟市東区卸新町2丁目2066-12