電力市場価格高騰のあおりを受け、新電力会社がどんどん倒産しています。
電力市場価格高騰すると、新電力と契約している家庭や企業は、電気料金が割高になっているようです。
新電力の石川電力 倒産
石川県金沢市にある新電力の石川電力は、2022年10月4日までに事業を停止し、金沢地裁に自己破産申請をする準備に入りました。
石川電力は電力市場価格高騰のあおりを受け、2022年8月末で電気供給サービスを終了し、9月末で事業を停止しました。
石川電力はすでにパートナー企業に利用者の大半を引き継いでいます。
石川電力
電力小売り自由化を受けて2016年に設立しました。
金沢市内の飲食店や小規模店舗などを中心に契約者数を伸ばし、2020年12月期の売上高は約3億6300万円で、2期連続の黒字を確保していました。
しかし、自前の発電設備はなく、卸電力取引市場などから電力を調達していたため、市場価格高騰で収益性が悪化しました。
2021年秋以降、仕入れ価格が販売価格を上回る「逆ざや」の赤字経営となっていました。
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