北海道旭川市にあるマルカツデパートが、2022年10月31日に老朽化を理由に閉店予定で閉店セール中!
10月5日にテナントが撤退することに!
閉店理由は?
旭川のマルカツデパート テナント20店閉店なぜ?
マルカツデパート 104年の歴史に幕!
北海道旭川市にある「マルカツデパート」が、2022年10月31日に施設の老朽化のために閉店予定でした。
閉店を前に全店閉店セール中でした。
マルカツデパートのテナント約20店が、2022年10月5日に突然、一斉に退去する事態になりました。
閉店理由は、マルカツデパートのビル運営会社の電気料金未納のため、2022年10月6日午前9:30に電気が止まることになり、営業を断念せざるを得なくなったそうです。
2022年10月5日、買い物客がいるなかで30店舗のうち、約20店舗が撤去作業をしていたということです。
そして、10月6日9:30に店舗は電気が止まって真っ暗に。
事実上の閉店となりました。
テナントには、北海道電力ネットワーク旭川支店から送電停止の通告があったそうです。
清掃会社への支払いも滞納だったようで、ビルの裏はごみの山になっていたそうです。
ビルの管理を委託されている業者によると、マルカツの運営会社とは連絡がつかない状態が続いているということです。
老舗デパートは104年の歴史に幕を下ろしました。
なぜ電気料金が未納?
運営会社の社長が9月27日に詐欺未遂容疑で道警に逮捕され、電気料金が未納になっていたそうです。
管理・運営している企業の社長が空き床を貸しスタジオであると詐称し、新型コロナウイルス感染防止対策の協力支援金をだましとろうとしたとして逮捕されました。
資金が暴力団へと流れていた可能性もあるということです。
マルカツデパート
1918年に松村勝次郎が北海道旭川市で松村呉服店を創業。
1924年に現在地である旭川市2条7丁目に移転し、1936年に丸勝松村百貨店を設立して百貨店化しました。
北海道最大手の百貨店だった丸井今井旭川店と共に旭川の2大百貨店として激しい競争を繰り広げ、1965年には、丸井今井に次ぐ旭川では2番手の百貨店に。
1969年に地上3階地下1階に改築。
その後、松山正雄が率いる東栄の傘下に入って松村家から経営権が移った為、1971年にマルカツデパートに改称。
メインバンクだった北海道拓殖銀行の破綻に伴って1998年に債権が整理回収機構に引継がれて新規融資が受けられなくなった影響を受けて、2001年2月中旬に直営売場を廃止して百貨店としての営業を終え、2002月3月からは店舗名は従来通りながら全館テナントのビルとして営業を再開しました。
2003年1月28日に経営母体の東栄が負債総額約350億円を抱えて民事再生法の適用を申請して事実上破綻しました。
2011年12月には名寄市に本拠を置く海晃が買収して3度目の経営権移行しましたが、店舗名はマルカツデパートのまま営業。
2021年、海晃改めHIRホールディングスが、土地・建物を札幌市の不動産会社・シックスセンス傘下の企業群に売却したことが明らかになり、同年3月から遠藤管財合同会社の所有となりました。
2022年9月に建物の所有者である遠藤管財の社長が、建物内の貸しスタジオ(実際には存在しない)が休業したと偽り、北海道の新型コロナウイルス感染防止対策の協力支援金を騙し取ろうとした容疑で逮捕されました。
一部報道では、騙し取った支援金を暴力団に流す目的もあったとされています。
ビル運営会社の電気料金未納のため、2022年10月6日午前9:30に電気が止まることになり、10月5日にテナントが一斉退去となりました。
所在地:〒070-0032 北海道旭川市二条通7丁目227-1
アクセス:旭川駅出口から徒歩約4分
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