緊急事態宣言の発令で、老舗の廃業のニュースが増えてきました。
柴又の料亭「川甚」がコロナ禍で創業231年の歴史に幕
東京都の柴又の料亭「川甚」が、2021年1月末に閉店するそうです。
コロナ禍で創業231年の歴史に幕。
コロナ禍で老舗の閉店が続いていますが、料亭「川甚」は東京都内の「コロナ閉店」で最も歴史のあるお店の閉店となります。
江戸時代から続く川魚料理の名店で、夏目漱石ら文豪に愛され、映画「男はつらいよ」では寅さんの妹さくらの披露宴で舞台になった東京・葛飾柴又の料亭「川甚」。
歴史ある老舗店の閉店は残念です!
川甚
所在地:〒125-0052 東京都葛飾区柴又7-19-14
電話 :03-3657-5151
営業時間:
平日 :御昼食 11:00〜15:00
:御夕食 17:00〜21:00 (要予約)
土日祝祭日:11:00〜21:00(17時以降、要予約)
定休日 :水曜日 (定休日一覧をご確認下さい。)
寅さんロケ地の料亭「川甚」の跡地は?
葛飾区は川甚のある柴又地区の観光振興に役立てようと、約3400平方メートルの跡地を取得。
2021年11月、地元商店街や住民らで構成する検討会を設置し、跡地活用の方向性の検討を始めました。
2022年9月に最終報告が公表されました。
東京都葛飾区は、料亭「川甚」跡地活用の方向性などを考える葛飾区の検討会の最終報告がまとまり、歴史・文化の継承やおもてなしを柱に、観光拠点として整備計画を進める内容が盛り込まれました。
全体コンセプトを、重要文化的景観に選定された柴又の歴史と文化をつなぎ、人と人とをつなぐ、おもてなしの場と設定しました。
2007年に建てられた3階建ての新館はリノベーションを加え、1階に区内産品の展示販売や観光案内、喫茶スペース、2階に川甚や柴又の歴史・文化を紹介する展示コーナー、3階に交流イベントなどを想定した多目的スペース――との活用策を提示しています。
屋外には、近くを流れる江戸川とのつながりを意識した芝生広場や、川甚のいけすを再現した和風庭園の整備イメージを盛り込んだ。川甚跡地は柴又駅や柴又帝釈天、寅さん記念館、江戸川の間に位置し、これらの施設をつなぐことでにぎわいや回遊性を生む「ハブ」(中心地)となると期待されています。
外国人観光客が柴又に戻りつつあり、新しい観光拠点となるのでしょうか?
新しい観光拠点として、2025年の開業を目指すそうです。