百貨店パークソン・ベトナム 倒産なぜ?18年の歴史に幕




 

 

百貨店パークソン・ベトナム 破産申請

 

シンガポールを拠点とするパークソン・リテール・アジア(Parkson Retail Asia Co., Ltd.)は、同社子会社のパークソン・ベトナム(Parkson Vietnam)が2023年4月28日、ホーチミン市人民裁判所に対し、破産手続きの開始を申し立てたと明らかにしました。

 

今回の破産申請により、パークソンは18年の歴史に幕を下ろして、ベトナムから撤退することになります。

 

 

 

パークソン・ベトナム

 

ベトナム国内においてマレーシア系百貨店パークソン(Parkson=百盛)を運営していました。

 

2005年にベトナム1号店をオープンし、最盛期には全国で10店舗を運営していました。

 

しかし、経営不振により2015年から店舗数を徐々に減らしていき、さらにコロナ禍が同社の経営活動に大打撃を与えました。

 

2023年4月現在、営業を続けているのは、2005年にホーチミン市1区レタイントン(Le Thanh Ton)通りにオープンしたベトナム国1号店「パークソン・サイゴン・ツーリスト・プラザ(Parkson Saigon Tourist Plaza)」のみとなっています。