練製品製造 ダイマル食品(株) 倒産
千葉県銚子市にある練製品製造のダイマル食品(株)が、2023年1月19日、東京地裁に民事再生法の適用を申請しました。
負債総額は14億8946万円(2022年8月期決算時点)。
ダイマル食品(株)
1932年4月 銚子市愛宕町にて水産加工業 創業。
1973年9月 「大丸商店」を発展的に解消し、「大丸水産株式会社」を設立
「銚子はんぺん」の製造で知られる練製品メーカー。
銚子はんぺんは水産加工が盛んな千葉県銚子市の名物とされ、品評会での受賞歴など多くの実績を重ねていました。
自社オリジナル商品を有し、スーパーやコンビニ向けに展開するほか、OEMも手掛けていました。
しかし、2011年3月の東日本大震災で石巻工場が被災。
代わって塩釜工場を立ち上げ、2014年3月期には新設した石巻工場が操業を開始し、銚子を含めて3工場体制となりました。
こうしたなか、銚子工場で生産した「はんぺん」から大腸菌群が検出され、出荷停止となるトラブルが発生。
それ以降は主要取引先からの受注減少などで、石巻以外の工場を閉鎖していました。
2011年の東日本大震災で宮城県石巻市の工場が全壊し再建費用がかさんだほか、新型コロナ感染拡大に伴う業務用の販売低迷、サンマなど原料の魚不足による原価高騰が響いたということです。
なお、事業は継続しています。
本社:〒288-0007 千葉県銚子市愛宕町3525