老舗中華料理店「聘珍樓横濱本店」経営 (株)聘珍樓 倒産
神奈川県横浜市にある横浜中華街の老舗中華料理店「聘珍樓横濱本店」などを経営していた(株)聘珍樓が、2022年6月2日に破産開始決定を受けました。
負債総額は3億円を超える見通しです。
(株)聘珍樓
1967年7月に設立され、横浜中華街の老舗中華料理店「聘珍樓横濱本店」などを経営していた(株)聘珍樓が源流です。
(株)聘珍樓は、不採算店舗への投資負担などで債務超過に陥り、2016年に(株)平川物産へ商号を変更したのち、2017年3月に負債約25億円を抱え、東京地裁より特別清算開始決定を受けました。
その後、「聘珍樓横濱本店」の経営を当社が継承した(株)聘珍樓ですが、コロナ禍の長期化などもあり、経営環境は好転せず債務の支払いが滞り、2022年3月に5月15日で「聘珍樓横濱本店」を閉鎖すると発表しました。
2022年3月に発表されたHPには・・・
「この度、5月15日をもちまして聘珍樓横濱本店を一旦クロースすることにいたしました。現在新店舗への移転を準備しておします。」
と発表されていました。
こうしたなか、債権者から破産を申し立てられ、破産開始決定となりました。
なお、本店以外は別法人が経営しています。
コロナ禍が落ち着いて来て、客足が戻りつつあるこの時期に、閉店は残念ですね。
中華料理は、みんなで料理をシェアするので、コロナ禍では同じようにはいかなかったでしょうね。
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