調剤薬局の「スリーアイ」倒産なぜ?




 

 

調剤薬局の「スリーアイ」破産申請へ

 

 

神奈川県横浜市にある調剤薬局経営の「株式会社スリーアイ」は、2022年12月16日付で事後処理を弁護士に一任し、自己破産を申請する見込みが明らかになりました。

 

負債総額約13億円の見通しです。

 

 

 

 

株式会社スリーアイ

 

1990年9月に設立。

処方箋による医薬品を扱う調剤薬局「スリーアイ薬局」「アイ調剤薬局」計7店舗を経営するほか、薬局や飲食店など店舗内装の修繕・改修工事を手がけていました。

 

調剤薬局部門は、東京・神奈川・千葉で計7店舗を経営していました。、

工事部門でも代表の人脈を活かして一定の受注を確保していました。

近隣医療機関の院外処方で安定した収入を確保しつつ、工事部門における積極的な営業によって受注件数が大幅に増加した2019年12月期の年売上高は約26億3600万円を計上していた。

しかし、調剤薬局業界における競争激化で業績が悪化すると、新型コロナウイルス感染症の影響による受診控えで売上が処方箋が伸び悩んでいました。

また、工事部門においても価格競争による利幅の低下や、コロナ禍における飲食店の工事需要縮小、原材料価格高騰など厳しい局面に立たされていました。

こうしたなか、資金繰りの行き詰まりから事業継続を断念し自己破産を申請に至ったようです。

 

所在地:〒230-0062 神奈川県横浜市鶴見区豊岡町3-17 朝日生命鶴見ビル6F