負債総額は今年最大(株)東京商事 倒産




負債総額は今年最大の1004億円

 

 東京都にある(株)東京商事が、2021年4月22日、東京地裁より特別清算開始決定を受けました。

 

 (株)東京商事は、リゾートホテル、ゴルフ場、テーマパーク、スキー場、ブライダル施設、シティーホテル、カプセル&サウナ・スパ、飲食店、会員制事業、オフィスビル等の数多くの施設の保有・運営を主業としてきました。

 

 安達事業グループの中核企業として、ホテル・レジャー施設の経営、貸ビル業などを手掛け、全国に展開しているグリーンプラザチェーンの一角である「グリーンプラザ軽井沢」及び同所に設置しているゴルフ場、おもちゃ王国の運営、及び、貸ビル運営なども行って、ピーク時は1987年12月期の売上高約179億円。

 一部のホテル運営をグループ会社へ移管したことなどから、2018年3月期の売上高は50億4000万円に減少。

 大幅な債務超過に陥ってました。

 

 2018年3月30日、会社分割によって新設された(株)日本商事に事業を譲渡し、2020年11月30日の株主総会の決議により解散していました。

 負債総額は1004億8300万円(グループ会社への債務のみ)。

 負債総額は、今年最大です。

 負債総額 1000億円を超えるのは、2019年2月に特別清算開始決定を受けたMT映像ディスプレイ(株)以来おなります。