2020年11月11日、「近畿日本ツーリスト」などを展開する大手旅行会社のKNT-CTホールディングス㈱は、全国138店舗の個人向け旅行店舗を2021年3月末までに3分の1に縮小すると発表しました。
コロナ禍で旅行のWeb販売比率が高まっているので、旅行店舗の閉鎖をすすめる意向です。
2021年1月から希望退職者を募集するそうです。
KNT-CTは、ビジネス、教育旅行、町内会の親睦旅行などの団体旅行の事業を縮小し、趣味やレジャーに応じた個人旅行事業の「クラブツーリズム」を強化し、「団体」から「個人」へ顧客誘導を図っていくそうです。
コロナ禍で、団体旅行の需要が大幅に減少すると予測し、家族や個人単位での国内旅行の需要喚起を急ぐそうです。
個人客については、店舗数を削減する一方で、Webやコールセンター機能の充実を図っていきます。
また、アバターによるオンライン接客や端末を使った営業形態へ移行していきます。
店頭でTV電話システムを活用して行ってきた旅の専門家によるアドバイザーリーサービス「旅のコンシェルジュ」を新たにWeb上で展開するリモート接客も始めるそうです。
旅行業界も大きく変わるのですね。
近畿日本ツーリストに限らず、大手旅行会社の店舗の閉鎖が増えてきています。
旅行会社も店舗に行くのではなく、オンラインでできるようになっていくのですね。
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