電力小売事業 (株)ホープエナジー 倒産なぜ?




 

新電力事業者 (株)ホープエナジー 倒産

 

福岡県福岡市にある新電力事業者の(株)ホープエナジーは、2022年3月25日、東京地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けました。

 

(株)ホープエナジーは、2020年10月22日に設立されました。

負債総額は約300億円。

 

 

(株)ホープエナジー

 

(株)ホープエナジーは、2018年3月に小売電気事業者としての許認可を受け、2020年10月22日に設立。

(株)ホープエナジーは、(株)ホープの子会社で、2021年12月、ホープの持株会社体制への移行に伴い、(株)ホープエナジーがエネルギー事業(電力小売、新電力)を承継していました。

2020年12月から2021年1月に日本卸電力取引所(JEPX)での電力取引価格が高騰したことで調達コストが跳ね上がり、多額の不足インバランスが発生するなどして大幅な損失を計上しました。

2021年1月分の電力会社が補給する不足分のペナルティ(不足インバランス料金)65億円を請求されたため、2021年6月期におけるホープのエネルギー事業は約69億2400万円の最終赤字に転落したと同時に、ホープ自体も債務超過に転落しました。

2021年1月分の不足インバランス料金は2021年12月に分割払いによる完済したが、2021年10月以降は電力取引価格が再度高騰したため、赤字が拡大したと同時に資金繰りが悪化しました。

 

2022年3月22日までに不足インバランス料金等の債務不履行に基づき、取引のあるすべての一般送配電事業者との託送供給契約が解除されました。

このため、同日開催のホープの取締役会で、当社の破産申立を決議していました。

 

 

 

 

燃料費の価格高騰で新電力会社はどうなる?

 

コロナ禍に加え、ウクライナ情勢で、燃料費がどんどん値上がりしています。

新電力事業者は、取引停止や倒産するところも増えるのでは?と言われています。

 

電力小売事業者のエルピオは2022年3月25日、電力供給プラン「エルピオでんき」の提供を全国・全メニューにおいて停止すると発表しました。

 

これから、どうなっていくのでしょうか?

 

大阪維新の会は、原発の前倒し稼働を政府に要求しています。

 

 

 

先日の福島県の地震では、原発のトラブルが複数報告されています。

どうなっていくのでしょうか?

 

 

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