鳥取の旅館「湯喜望 白扇」倒産なぜ?
鳥取県米子市にある旅館経営の「有限会社白扇」は、2023年4月7日付で鳥取地方裁判所米子支部へ民事再生法の適用を申請したことが明らかになりました。
負債総額は約16億円の見通しで、2023年4月7日付けで、地元の大手企業が白扇のスポンサーになることが決まっていて、経営は今後も継続される予定です。
有限会社白扇
1955年に設立。
鳥取県米子市の皆生温泉にて「湯喜望 白扇」の屋号で温泉旅館を経営しています。
「湯喜望 白扇」は、全室オーシャンビューの客室数33室を有し、そのうち16室は露天風呂を設けるなどして、2016年には約6億円の売上を計上しました。
しかし、改装工事をはじめとする多額の設備投資が裏目となり資金繰りが逼迫するなか、新型コロナウイルス感染症の影響による売上の減少で業績が悪化しました。
そのうえ、燃料費や人件費の高騰がさらなる採算の悪化を招くなか、自力での再建を断念し今回の措置に至ったようです。
湯喜望 白扇
所在地:〒683-0001 鳥取県米子市皆生温泉3-12-33
アクセス:米子自動車道『米子IC』より15分