(株)仙台空港カントリークラブ 倒産なぜ?




 

 

(株)仙台空港カントリークラブ 倒産なぜ?

 

宮城県名取市にあるゴルフ場運営の(株)仙台空港カントリークラブは、2023年5月9日、一部株主とゴルフ会員権を持つ債権者25名から東京地裁に会社更生法の適用を申し立てられ同日、調査命令を受けました。

 

負債総額は債権者約1900名に対して約7億5000万円

 

 

 

 

(株)仙台空港カントリークラブ

 

ゴルフ場「仙台空港カントリークラブ」の運営会社。

1993年(平成5年)にゴルフ場「仙台空港カントリークラブ」開場。

 

18ホールの丘陵コースと最大収容人数150名の大規模なレストランを備え、地元のプレイヤーから支持を得ていました。

 

しかし、ゴルフブームの沈静化や過去の投資負担などから経営が悪化。

2003年8月28日、負債約113億円を抱えて東京地裁に民事再生法の適用を申請しました。

スポンサー企業による支援もあり、2006年5月に再生手続が終結しました。

 

その後、「米原ゴルフ倶楽部」など複数のゴルフ場を運営する(株)エイチ・ジェイのグループ会社であるSW開発(株)の100%子会社となりました。

 

SW開発の発行済み株式はエイチジェイグループの法人を含む2社で保有されていましたが、このうち1社の持ち分全てが移転されました。

これを受け、2022年12月27日、エイチジェイの役員を兼務する当社の一部取締役が解任され、新たに2名が取締役に就任しました。

エイチジェイ側が反発し、トラブルに発展しました。

このため、エイチジェイと一部ゴルフ会員から会社更生法を申し立てられ、今回の措置となりました。

 

 

 

 

仙台空港カントリークラブ

 

所在地:〒981-1237 宮城県 名取市愛島北目2-66

 

アクセス:JR東北本線・館腰駅からタクシーで約8分

 

1993年(平成5年)開場