(株)Nuts 倒産




上場企業の倒産 2例目

 

 2020年の上場企業の倒産は、㈱レナウンに続き2社目です。

 

 (株)Nutsは、2020年9月16日に破産開始決定を受けました。

 

 負債総額は約5億1000万円。

 

 

 

 1977年8月25日設立。

 

 1980年代からビデオソフト・レコードのレンタル事業を手掛け、ゲームソフト販売の「トップボーイ」を首都圏を中心に展開していました。

 

 100店舗以上を出店し、1998年に三高産業(株)から(株)トップボーイに商号を変更しました。

 

 1999年9月には株式を店頭公開(現ジャスダック上場)しました。

 

 その後、インターネットカフェの運営やパチンコ・パチスロ関連事業に参入するなど、アミューズメント分野を中心に事業を展開していきました。

 

 2017年には医療施設向けの運営コンサルティングを開始しました。

 

 業容の拡大を狙いましたが目立った実績をあげられず、売上高は下降していきました。

 

 こうしたなか、2020年2月に証券取引等監視委員会より金融商品取引法違反の疑いで強制調査を受け、信用が失墜しました。

 

 2020年9月末に期限を迎える有価証券報告書の提出が困難な状況となり、事業継続に見通しが立たないなか9月16日に、(株)Nuts取締役が東京地裁に破産を申し立て、破産開始決定となりました。

 

 

 

 

 新型コロナウィルス感染拡大の影響ではないですが、インターネットカフェの運営やパチンコ・パチスロ関連事業、アミューズメント分野、医療は、大きな影響を受けている業種ばかりですね。