(株)TRAIL 倒産なぜ?
日本ロジステック(株)に多額の焦付債権発生
神奈川県相模原市にある一般貨物自動車運送業(株)TRAILが、2023年1月13日、事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任しました。
負債総額は54億9964万円(2022年3月期決算時点)
(株)TRAIL
一般貨物自動車運送や倉庫業、労働者派遣業などを手掛けていました。
主力のロジスティックサービスでは、顧客のニーズに合わせ、需要予測や在庫管理、荷役、受注処理、アフターサービスを提供していました。
東北から沖縄まで全国に複数の拠点を開設していました。
近年は楽天モバイル(株)の通信基地局の開設に関連した資材輸送の受注が増加していました。
しかし、主力得意先で当社と同じく楽天モバイルとの取引で売上高を急伸させていた日本ロジステック(株)が、楽天モバイルに対して不正な水増し請求を行っていたことが発覚しました。
日本ロジステックは2022年8月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請したため、日本ロジステックへ多額の焦付債権が発生しました。
このため事業を大幅に縮小していました。
所在地:〒252-0231 神奈川県相模原市中央区相模原3-8-26サンライズビル3F
本社:〒105-0011 東京都港区芝公園2丁目11-11 芝公園2丁目ビル8F
運送会社のCe-next 倒産
(株)TRAILが主力取引先だった運送会社のCe-nextが、急速な受注減から当社も2022年10月25日付で事後処理を弁護士に一任せていましたが、2023年1月17日に横浜地裁相模原支部より破産手続き開始決定を受けました。
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