WBFホテル&リゾーツ株式会社  倒産




 

 

 大阪府にある WBFホテル&リゾーツ(株)は、2020年4月27日に民事再生法の適用を申請をしました。

 

 WBFホテル&リゾーツ(株)は、2009年12月に設立したホテル運営業者です。

 

 「しろくまツアー」などのインターネットを活用した旅行ツアーの企画販売を手掛けている(株)ホワイト・ベアーファミリーの関係会社として設立されました。

 

 当初は北海道内のみで複数のホテルを展開していましたが、2018年に現商号へ変更して、2019年1月に同社からホテル事業を譲受していました。

 

 保有5施設(北海道:5施設)、賃借・運営受託22施設(北海道:4施設、関東:1施設、関西:17施設)の合計27施設(合計客室数:約3900室)のホテルを展開していました。

 

 ツアーとセットになった旅行プランなどでインバウンド需要を取り込んでいました。

 

 2020年に入り新型コロナウイルスの感染拡大の影響により渡航制限が出されたことで大幅に業容が悪化しました。

 

 このため、一部ホテルは休業を余儀なくされたことに加え、国内でも外出自粛の影響に伴う学生の卒業旅行や春休みのツアーなどのキャンセルが相次いだことで受注が激減し、苦しい経営を強いられていました。

 

 ホテル物件購入資金など多額の金融債務が重荷になっていたことから3月には金融機関に対して返済緩和を要請し、立て直しを図っていたものの、新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えないなか、先行きの見通しが立たなくなり、民事再生による経営再建を図ることとなったそうです。

 

 

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