新潟県村上市の「かねま鮮魚」 倒産




 

 

新潟県村上市の「かねま鮮魚」 倒産

 

新潟県村上市にある鮮魚店経営の「有限会社かねま鮮魚」は、2022年9月28日付で新潟地方裁判所新発田支部より破産手続の開始決定を受け、倒産しました。

 

負債総額は約1億4500万円の見通し。

新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは61件目。

 

 

 

有限会社かねま鮮魚

 

1923年に金屋村のメインストリートに魚屋兼割烹を開業。

戦後、2代目が暖簾分け・独立する形で坂町駅前に鮮魚問屋を開業し、行商の拠点とした。

鮮魚店や割烹の経営を手掛けるほか、行商への鮮魚の卸売りで事業を拡大します。

割烹経営や仕出し、店頭小売にも着手し、割烹は「割烹かねま」、店頭小売は「スーパーかねま」として営業を展開していました。

 

1997年5月期は約3億3,000万円の売上高を計上していました。

 

しかし、個人消費の低迷や他社との競争激化もあり、その後の売上高は減少傾向となり、コロナ禍における割烹の利用客減少などで、2022年5月期の売上高は約7,000万円に落ち込んでいました。

 

そして、2022年8月に発生した豪雨災害で店舗被害も発生していたもので、事業継続が困難となり、今回の事態に至りました。

 

「地域の台所」として常連さんに愛されてきたお店の倒産は残念です。

 

 

 

 

 

所在地:〒959-3131 新潟県村上市藤沢308-1

アクセス:坂町駅から徒歩約6分